登録支援機関には、技能実習生の受入れ機関に対してさまざまな支援を行うことが義務付けられています。
その中でも生活オリエンテーションは、日本の法律や日常生活上のルール、行政や金融機関の手続き、ライフラインの確保など、就業に欠かせない基盤を作る大切なサポート。
日本で暮らすために必要な情報をきちんと理解してもらうために、原則8時間以上のオリエンテーションが求められます。
(時間の短縮も場合によっては可能ですが、それでも4時間未満となると適正でないと判断されることがあります)
また、オリエンテーションは受講する技能実習生に合わせた言語で実施しなければなりません。
丁寧に実施しようとすればするほど手間がかかるものなのです。
しかし手間だからといって省いてしまっては、のちのち大きなトラブルに発展しかねません。
そんな生活オリエンテーションですが、実は対面だけでなく、オンライン通話や動画視聴で指導を行うのもよしとされています。
そこで弊社でおすすめしているのは、オリエンテーションの内容を動画講義にすることです。
動画は一度撮影すれば何度でも使用できるので、動画視聴だけで必要な情報提供が完了すれば、わざわざ人手を割く必要はなくなります。
さらに言葉の理解の問題についても、各国語の字幕をつけるだけでいいので、その言語の話者を用意する必要もありません。
ただし動画を視聴させるからといって完全に放っておくのは当然NG。
いつでも質問に答えられる体制は整えておかなければなりません。
そのためオリエンテーション実施時には、
・技能実習生に動画を視聴させ
・その間支援員は同じ部屋で他の手続きや書類の整理をしながら、適宜質問に回答する
このようなかたちで進めるとよいでしょう。
そうすればオリエンテーションの内容を充実させながら、支援員の手間を最大限省くことができますよ。
いつでも何度でも見返せる動画講義が便利!
弊社では「日本語カフェ」という日本語学習のeラーニングを提供しております。
その中では、生活オリエンテーションとしても活用できる、日本での生活に必要な情報を12のセッションに分けた計5時間に渡る動画コンテンツを収録。
ベトナム語、カンボジア語、インドネシア語、ミャンマー語、ネパール語、モンゴル語、中国語、日本語に対応しており、1セッションごとに10問の確認問題や理解促進のためのアンケートも実施できるシステムです。
自社で動画コンテンツを用意するのが大変な場合は、ぜひ日本語カフェをご活用いただければと思います。
ご興味がありましたら、お気軽にお問い合わせください。