登録支援機関では3か月に1回以上、外国人本人とミーティングすることが義務付けられています。
しかし3か月に1回というのはあくまでも「最低限」決められた頻度のため、必ずしも外国人や受入機関の不安・問題を十分に解消できるというわけではありません。
そこで弊社では月1回の実施をおすすめしています。
今回は月1回ミーティングを行うことで得られるメリットを3つご紹介します。
1.外国人のメンタルケアができる
外国人は毎日の生活の中でたくさんの不安を抱えています。
日本語が上手く話せないせいで孤立してしまったり、悩みを誰にも相談できず抜け出せなくなったり…という事態も考えられます。
登録支援機関は出入国時だけでなく、業務期間中にも外国人をサポートする義務があるため、気軽に相談できる存在として日頃から外国人の近くにいてあげることが大切です。
また従来は必ず直接会って面談することとされていましたが、コロナの影響によって、ZoomやSkypeなどによるテレビ電話でも可になりました。
自宅にいながら可能なので、わざわざ移動して集合する必要はありません。
言葉が通じる相手、悩みを受け入れてくれる相手と30分顔を合わせるだけでも安心できるはずです。
2. 離職率を下げられる
コミュニケーションの円滑化によって、早期離職や失踪のリスクを下げることができます。
本来なら企業と従業員が直接すべきものですが、外国人の場合は言語理解の問題などもありますので、登録支援機関が架け橋となるのが理想的です。
なるべく頻回に不満や愚痴を聞いてあげることでモチベーション維持につながり、労働生産性の向上も期待できます。
3.受入機関の満足度をアップできる
実は受入機関のよくある不満の1つが「登録支援機関が何もしてくれないこと」です。
受入機関も毎月支援料を支払っていますから、3か月に1回ではなんとなく満足感や納得感が得られず、不満に思われることもあるかもしれません。
受入機関の期待に応えるという観点からも、月1回程度の支援は必要というわけです。
また受入機関側でも外国人の雇用に関する悩みや不安を抱えている場合がありますので、外国人のミーティングのように別途面談をするのも喜ばれます。
定期ミーティングは月1回がオススメ
外国人本人にとっても、受入機関にとっても、目に見える支援であるミーティングは満足度が高いものです。
入国手続き後に支援内容が手薄になることに不満を感じる受入機関もいますので、ほどよい距離間でのサポートは続けていきましょう。
なるべくリアルタイムに困りごとをヒアリングできれば、トラブル発生時にすぐに動くことができますよ。