「特定技能」と「技能実習」の違い
特定技能 | 技能実習 | |
目的 | 日本企業の人手不足を補うことを目的とします。 特定技能は人手不足の業界で即戦力として働けると認められた外国人のみが取得できる就労ビザ(在留資格)で、広い範囲の労働を行なうことができます。 参考: 在留資格「特定技能」 – 法務省 | 日本の技術や知識を発展途上国など海外に移転することで国家発展に協力することを目的とします。 技能実習生が出身国では習得困難な技術や知識を日本で習得し、母国へ持ち帰ることが目的なので、労働力確保の制度ではなく、技術の海外移転によって国際貢献するための制度です。 |
質の違い |
| 時間:海外に行って面接ー教育ー入国ー研修ー就労 1年2ヶ月 能力: 未経験者ー日本語カタコト、実際の作業経験ゼロ、日本の生活は未経験
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費用 |
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就労までの期間 |
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国内特定技能人材採用のデメリット
特定技能の外国人採用のメリットはたくさんありますが、一方で基本的に転職が認められない技能実習と異なり、法律上転職が可能というデメリットも存在します。
しかし、転職情報が少ないので、週6日働きつつ、新しい会社を見つけるのは大変ですし、紹介会社も既に特定技能就労中の方の転職を扱うことはありませんし、前職での離職手続きが完了してから次の受入企業でビザ申請を行いビザ認定されるまでは就労は出来ないため、3ヶ月以上は無給で待機することになり、生活費支弁などに耐えるのは大変です。
また、新たな受入企業は既に特定技能で働き、残りの就労可能期間が3年しかないような方をわざわざ雇うよりも、5年働ける方を雇う方がいいので、転職者の採用は厳しいと言えます。