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人材定着プログラム16日目
【勤務時間は正確に!】
①タイムカードは1分単位で記入
②所定の就業時間になったらチャイムを鳴らす
③付き合い残業をさせない風土を作る
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タイムカードは1分単位で記入
「時間内と時間外の区別」というのは社員のやる気に密接に関連しています。
会社によっては15分単位で勤務時間を切り捨てられてしまうタイムカードを使用しているところもありますが、もし貴社がそんな機能を使っているとしたら今すぐにやめるのが得策です。
勤務時間を15分単位で切り捨てられることになると、18:29まで働いていたとしてもタイムカード上では18:15になってしまいます。
【14分間の無償労働】が生じるということです。
1日1日で見れば大した時間ではないと感じる方もいらっしゃるかもしれませんが、1か月毎日数分~数十分ずつ積み重なっていけばどうでしょう。
会社への不信感や時間外労働へのストレスが積もり積もって、最終的に早期離職につながる可能性があります。当然ですが、法律違反のリスクも伴います。
就業時間をチャイムで管理
やる気のある社員の場合は、
「ここまではなんとか終わらせたい!」
「今日はこの作業までやってから帰るぞ!」
など、区切りのいいところまで頑張ってしまうものですよね。
もちろん仕事に対する態度は評価すべきですが、長時間労働は体を壊す原因にもなりかねません。
中途半端なところで強制的に勤務を終了した方が翌日のモチベーションに繋がる場合もありますので自主的な残業であってもタイムリミットを設けた方が効率的なのです。
所定の時間にチャイムが鳴るよう設定しておくと、時間をはみ出すこともありません。
付き合い残業をさせない風土を作る
日本ではよく見る光景ですが、「付き合い残業」といって他の人が残業をしているのを見て、
「自分も残業した方がいいのかな?」
と、無意味な同調圧力が働いてしまうことがあります。
そうなると、なし崩し的に就業時間の区切りがあいまいになってしまいます。
意識すべきは「残業をしようとする社員がいても時間になったら帰るよう指導する」こと。迷っている様子を見せた社員にはキッパリと断りましょう。
こういった習慣は最初が肝心です。
新入社員が入ったらまず就業時間を守ることから徹底させること。
ダラダラと仕事してしまわないよう、社員全員で労働時間に対する意識を厳しく持っておきましょう。