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人材定着プログラム18日目
【目標を見える化】
①個々人で簡単な目標を決める
・遅刻しない
・すれ違う人には挨拶 など
②全員分の目標をカベに貼り出して共有
③達成度を毎日チェックし競わせる
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従業員に目標を立てさせていますか?
1日1日にメリハリをつけて過ごすには、目標の設定が非常に大切です。
目標を設定することで業務生産性やモチベーションの向上にもつながります。
弊社のお客様で、こんなエピソードがあります。
遅刻魔のベトナム人を改心させた施策とは…
工場で働くベトナム人のフンさん(仮名)は入社以降毎日のように10分~30分ほどの遅刻をしていました。
上司や先輩が何度注意してもそのときはとても反省するのですが、なぜか翌日になるとまた「あと少し早ければ…」というもったいない遅刻をするーー
こんな状態が1か月間続いていました。
社長直々に弊社に相談があり一緒に対策を考えていく中で、フンさんにはやる気があっても目標がないことに気が付きました。
もちろん入社したてでまだ仕事を覚える段階なので目標がなくても仕方がないのですが、人間、頑張る理由がなければなかなか頑張れないものですよね。
日本に引っ越してきてまだ不安な気持ちを抱えたまま仕事のゴールも全然見えない。
そんな中でフンさんなりに葛藤や苦悩があったのかもしれません。
相談を受けた私は、フンさんを含む社員全員に目標を立てさせるようお伝えしました。
そしてその自分で立てた目標を壁に貼りだしてもらいました。
決して壮大な目標ではありません。
「指さし確認を徹底する」
「道具はもとの場所に戻す」
など、その程度です。
フンさんの目標はもちろん「毎日時間通りに来る」です。
この施策はフンさんに非常に効果てきめんでした。
なんと翌日からフンさんは一度も遅刻することがなくなり、毎日就業時間になるとすぐに作業に取り掛かれるようになったのです。
ゴール設定して主体的に働いてもらう
フンさんの遅刻の原因はゴールが見えなかったことにあります。
今自分がどこにいて、どんなルートをたどって、どこに辿り着きたいのか。
そのイメージがなければ漠然と目の前に振ってくる業務をこなすだけのつまらない状況に陥ってしまいます。
フンさんの場合もその状況から抜け出せず、いくら上司から説教されてもどこか他人事に感じられてしまっていたのでしょう。
自分で目標として定め他人に見えるところに貼りだすことにより、守らざるを得ない環境を半ば強引に作ることができます。
最終的にお互いの達成度を競い合えるような関係を築ければ、ちょっとしたゲームのように楽しみながら主体的に仕事に取り組めるようになるでしょう。
ぜひ試してみてくださいね。