ある程度仕事に慣れてくると、誰しも「毎日同じことの繰り返し」に感じられるようになってくるものです。
成果や手ごたえが得られなかったり、自分が何のために働いているのか分からなくなったりして、次第に離職に繋がっていきます。
会社としては絶対に避けたいことですよね。
従業員のやる気を高いまま維持するためには、目に見える形で仕事ぶりを評価することが大切です。
人事評価制度を取り入れている企業は多いですが、「点数化」してフィードバックするとより効果を発揮します。
特に外国人の場合、言語では伝わりにくいニュアンスも、世界共通の数字ならすぐに理解できるでしょう。
今回は、人事評価制度の点数化のメリットやコツについて解説します。
最後には実際に弊社取引先が使用されている「人事評価シート」のExcelファイルをおつけしています。
ダウンロードしてそのままご活用いただけますので、ぜひ参考にしてください。
人事評価制度を点数化するメリット
人事評価制度を点数化すると、以下のような効果が期待できます。
・弱点や強みを認識でき、成長が促される
・目標ができてモチベーションアップに繋がる
・(外国人の場合)数字だと一目瞭然で理解しやすい
数値上で比較することで、評価する側の主観や好き嫌いなどの感情に影響を受けず、より正確で公平な評価を行うことができます。
また評価基準をしっかりと定めることで、会社全体での方向感も見えてくるので、メンバーが一丸となって仕事をするのにも役立つでしょう。
効果的な点数化のコツ
代表的な評価項目は以下4点です。
①勤怠
②勤務態度
③業績
④能力
あまりにも評価項目が多いと、毎月実施するのが手間になってしまいます。
会社や仕事内容にあった項目に絞って、効果的に活用しましょう。
またそれぞれの評価項目には、誰が見ても公平になるよう、具体的で分かりやすい基準を設けることが重要です。
例えば勤怠ポイントで言えば、
・出勤=10点
・10分以内の遅刻=5点
・それ以上の遅刻=3点
・欠席=0点
・無断欠席=-5点
といった具合に、遅刻の中でも○分以上はさらに減点される、連絡有の欠席と無断欠席で点数が異なるといった、
誰が見ても分かりやすく納得感のある基準が大切です。
数値化のあとはフィードバックしよう!
大切なのは評価そのものよりも、評価をどのように次に活かすかです。
・なぜ先月よりも10点上がったのか?
・何を改善すればもっと良くなるのか?
・どのように弱点を克服していくか?
など、点数化によって見えてくるものを評価者と従業員が話し合い、翌月以降さらに成長するための糧にしていきましょう!
以下に、実際に弊社の取引先企業が使用されているフォーマットを掲載しています。
そのままお使いいただいてもかまいません。
作成の参考になれば幸いです。