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人材定着プログラム23日目
【母国のプレゼンをしてもらおう!】
①外国人社員に家族の写真など
母国で撮影したものを用意してもらう
②写真を用いながら
日本語でプレゼンしてもらう
③他の従業員から質問やコメントをする
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外国人と働いていくうえで、意思疎通がうまくできず困ってしまった経験はありませんか?
日本人ならではの「阿吽の呼吸」「暗黙の了解」といったものはなかなか分かってもらえず、もどかしい思いをされている方も多いかもしれません。
決して外国人に協調性がないという話ではなく、そもそもの文化や価値観が異なるため、なるべくハッキリと言葉にした方が円滑なコミュニケーションができるでしょう。
しかしながら、どのくらい日本語が通じるのかもわからず共通の話題がなければ、話しかけることすら躊躇してしまうかもしれません。
そんなとき、社内の活発な交流を促すのにおすすめなのが外国人社員による「母国のプレゼン」です。
母国で撮影した写真を使いながら、有名な観光地、食文化、イベントなどを紹介してもらうのです。
(テーマ例)
自分の家族のこと
観光スポット
お祭りなどのイベント
ポイントは、レクリエーションではなくて「仕事」という位置づけでやってもらうことです。
仕事にすることで外国人社員も本気で取り組みますし、聞く側もしっかり聞こうとします。
こうして共通の話題を半ば強制的に作るわけです。
母国のことをテーマにすれば自然とその人の生まれや価値観に触れることができます。
この「母国プレゼン」によって得られる効果は3つあります。
①異文化理解のきっかけになる
②会話の糸口が見つかる
③外国人社員の日本語の勉強になる
今までまったく知らなかった外国の風習やイベントに出会い、社内の空気が活性化されたり、新しいアイデアの源泉になったりします。
また、日本に来たばかりの外国人は、日本語がうまく話せないせいで本来の性格よりも内向的になってしまっている可能性もあります。
母国プレゼンの準備を通して、
「こういうときはどんな言葉を使ったらいいのか?」
「どう言えば相手に伝わるのか?」
など言語理解が進めば、日本語を使うハードルが下がってコミュニケーションの促進に役立つでしょう。
せっかくの出会いですから仕事上だけの関係で終わってしまうのは非常にもったいないです。
たった5分間のプレゼンでもお互いに得られるものが大きいので、外国人を採用したらぜひ早めにチャレンジしてみてくださいね。
プレゼン後に質問&コメントタイムを設けることで、社員同士の意外な共通点が見つかるかもしれませんよ。